Message

【失敗を経験するために、鶏口より牛後になるべき】

「鶏口と為るも、牛後と為る無かれ」

これは、中国の歴史書『史記』にある言葉ですが
読みは「けいこうなるも、ぎゅうごとなるなかれ」で

意味は「大きなものの後についていくのではなく
小さくても先頭に立つような人になりなさい」です。

しかし『男の子の「自己肯定感」を高める育て方』の著者
開成中学校・高等学校の柳沢幸雄校長

「子を持つ親に伝えたいこと」として
「鶏口より牛後になるべき」と言っています。

男の子の学校選びや、スポーツでのチーム選びの際に、親が最も悩むのが・・

「最下位でも良いので有名学校(チーム)に入れるか?」
「1ランク落としても、学校やチームのトップになれるところか?」です。

 

そんな親御さんに、柳沢校長は「男の子の環境は『牛後』が良い」と言い切ります。
それは、男の子は、そこで「かけがえのない経験」ができるからだそうです。

では、その「かけがえのない経験」とは・・

「負ける経験」です。

「近年、子供たちは、親の手厚いサポートで
「負ける経験」をする時期がだんだん後ろ倒しになっています。

人は負ける経験が後になればなるほど、 そのショックは大きくなり
その失敗に耐えることが難しくなります。

大きくなってから失敗を経験すると「家に引きこもってしまう」
「働く意欲がないまま数年が過ぎる」と言った問題が起きます。

ですから、学校選び・チーム選びというチャンスがあるなら、
上へ上へとチャレンジし、集団の中で負ける経験をして欲しいのです。

 

 

また、柳沢校長は「本当の成功体験とは、単に勝つことではなく
負けたり、失敗した状態から立ち直ること。

つまり、何かを克服した経験こそが、本物の成功体験であり
自己肯定感を育むのです」と言っています。

 

これは、子供の教育の問題ではなく、私たちの人生に於いても
同じではないでしょうか。

私たちが自分と向き合うのは「負けたとき」「失敗したとき」です。
負けることで「次は、どうやったら勝てるだろう」
「同じ失敗をしないには、どうすれば・・」と考えます。

このことが、人生に於いて「大切」なのです。

 

私は、いろんなセールス記録を持っていますが
一番「誇りとしている記録」は・・

「契約を頂いた件数を遥かに超える、断れた件数の数」です。
多くの人に「断られたお陰で、セールス記録」が達成できたのです。

 

ですから、皆さんにも、2020年は「負けるを経験」するために
上へ上へと高みを目指して、どんどんチャレンジしてください。

皆さんの失敗の数が、人生の経験の数となり、財産となり
成功へと近づいていくのです。

 

それでは、皆様方の益々の健闘とビジネスのご発展とご繁栄を願っています。
また、益々のご健康とご多幸も祈っております。

 

感謝 合掌
『一般社団法人 たすけ愛』 代表 菅野宏泰

メッセージの一覧に戻る