Column

投資におけるリスクの考え方

こんにちは。
たすけ愛理事の小林です。

 

みなさまはリスクという言葉をご存じですか?
一般的には「危険性」のことをリスクということがあるようですが、
投資の世界ではそれは違います。

 

リスクとは、悪い状態と良い状態の差のことを言います。
つまり、結果が不確実な状態のものです。

損はしないが、やれば500円儲かる確率が高い
これはリスクが低いものです。

逆に100万円失うかもしれないが、200万円儲かるかもしれない。
これはリスクが高いです。

個人的なことを書きますが、
私はリスクのあるビジネスや投資を好みません。
「リスクのあるビジネス」とは以下のようなものです。

・1時間で100万円を多分稼げるが、100万円を失うかもしれない
・1000万円の借金をすれば、2000万増えるかもしれない
破産寸前で10億円の資産を築いた
等々

共通点がありますよね。
「多分」「かも」です。
これは不確実ですよね。

ですが、どれも良いストーリーだと思います。
本を書くなら「破産寸前から10億円の資産」ほどいいタイトルはないですよね。
憧れる部分もありますが、私には性格上許容できません。

どうしてか分かりませんが、
人間はリスクのある人生に魅力を感じるようです。
映画やドラマでは、平凡で安全な人生を過ごす主人公では良い映画とは言えません。
ロッカーは不健康であるべきだし、漫画家や小説家は破天荒であるべきです。
(ちなみにAC/DCのアンガス・ヤングは酒を飲みません)

 

私のコラムを読んでくださるような方は、
多分大きなリスクを嫌うのではないでしょうか。
私は以下のようなビジネスや投資が好きです。

必ず10万円が手に入る
・借金はせずとも10年で200万円が確実に手に入る
・安全な経営で長く続けて一生かけて1億円資産をつくった

どれも本のタイトルには向かないような地味なものです。
つまりリスクが低いわけです。

私は確実性を好みます。
そもそも投資はギャンブルではなく、投資の世界も不確実性を嫌います
これには私も激しく同意します。

誤解しないように書いておきますが、計画的にリスクを取るのはありだと思います。
例えば「1000万円持っていて、そのうちの10万円は計画的に大きなリスクを取る」
こういった計画的で余剰金で行うようなものはむしろ必要だと思います。

 

ちなみに、
ギャンブルについては
「危険」という意味のリスクしかないように思います。
たとえば競馬を例に挙げます。

単勝1.4倍程度の馬の場合、勝率は60%程度でしょうか。
100万円をかけて、140万円になる確率が60%です。
0円になる確率が40%です。

こんな危険なことはできません。
40万円減るのではなく、100万円失うわけですから、投資ではなくギャンブルです。
これなら暗号通貨を100万円分購入した方が増える可能性が高いです。

 

という感じで、リスクについてまとめると以下のようになります。

・結果が不確実なこと
・悪い時と良い時の差の大きさのこと
・かも、多分はリスクがある
・確実、必ずはリスクがない

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

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