Column

平和な国 日本

こんにちは、
たすけ愛理事の小林です。

先日のコラムで、謝罪についての記事を書きました。

最後の追記で、菅野理事長のメルマガも記載しました。
こちらです。
http://kotoba-ha-chikara.net/2018/04/14/post-3688/

この中で「江戸時代にはむやみにケンカをしなかった」
ということが書いてありましたが、そのことについて少し掘り下げたいと思います。

私は個人的に、
日本という国も好きですが、日本人は他の国の人に比べるとかなり好きです。

私も日本人ということもありますが、
「助け合う」「思いやる」「気遣う」といった日本人らしい自分以外の人との関わり方に魅力を感じています。

海外で長く暮らした経験はそれほどありませんので、
外国での徳目を熟知しているわけではありませんが、自分の経験や人から伝え聞いたことで判断しています。

外国の方に江戸時代のことを話すと非常に喜びながら「サムライ!!」などと叫ぶわけですが、侍はそういうものではありません。

侍は格好ではありませんし、忍者は空をとびません(笑)

侍は元々、貴族や豪族に仕える(従う)身分の人々で、
中世の小氷河期、飢饉や食料難になるにつれて、貴族や豪族の力が衰えていく中、力を付けた人々です。

つまり、学校で学びましたが、身分の一つだということです。

不思議なことですが、
江戸時代は、侍が頂点である征夷大将軍が国を治めて非常に平和な時代になったということです。

単純に気候とか人々の概念が変化した結果とも言えますが、侍が作った平和な文明の絶頂期だったとも言えます。

ちなみに征夷大将軍ですが、もともと蝦夷(東北や北海道)を征討するための指揮官のような役職のことですが、江戸時代にはもうそんなものはただの冠に過ぎないですよね。

とにかく、他の国に比べると、軍をつかさどる将軍が収める文明が長く平和に続いたというのは日本ならではのように思います。

他の国なら将軍がトップに立ったら王族を皆殺しにするわけですが、日本の場合は皇族や貴族は生かし、政治のトップとして君臨するといった具合です。(歴史の専門知識ありませんので間違ってたらご指摘ください)

他の国に比べて非常に平和的な解決法ですよね。
江戸時代周辺にも沢山の戦争があるわけですが、残虐性からみても世界の他の国の比ではありません。

戦後の情報操作による教育なのかもしれませんが、
少なくとも私が知る中では日本人の平和な思想がにじんでいるようにも思います。

先日のコラムでも書きましたが、平和に保たれているのは謝罪をうまく活用しているからではないか、とも思います。

ちなみに侍が刀を抜くときというのは、
相手もしくは自分が死ぬ時だけ、くらい切羽詰まった状況だけだったようです。
通常はないことで、人生に一回あるかないかくらいだったんだと思います。

話がかなり脱線気味ですね。
まぁ、こういった経緯からみてもむやみにケンカをしなかったというのは本当だと思います。

侍のケンカとは命のやり取りにつながる可能性もあります。

そのため、うまく相手とコミュニケーションする技術を磨いてきたのではないでしょうか。

まぁ、海外の常識の中では、
そのようなものはコミュニケーションと呼ばないのかもしれませんが、
少なくとも日本では人とうまくやり取りするためのスキルなのは間違いないと思います。

 

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