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貯金の貯め方の理論

こんにちは。
たすけ愛の小林です。

 

あなたは貯金は貯めているでしょうか?
純粋に、貯金です。
銀行預金です。
今回は、貯金のため方について書きたいと思います。

 

予め書きますが、
私はまだお金持ちではありません。
自分で書くのも何ですが、毎日まじめに仕事をしています。
嫌な仕事もありますし、休みたいときもあります。
ですが、サラリーマンのように毎日働いています。

 

さて、そういう方は沢山いらっしゃると思いますし、
このコラムを読んで頂いているあなたも私と同じように、
毎日仕事を頑張っている方だと思います。

 

今回は「貯金のため方」がテーマですので、
早速解説します。

 

まず、あなたは銀行口座をいくつお持ちでしょうか?
ここでお勧めですが、少なくとも5つの口座を持ちましょう。
あくまで例ですが、以下のようなものです。

・売り上げ用(給料用)
・生活費用
・長期預金用
・投資用
・絶対使わない用

たまに耳にするのですが、口座を2つしか持っていないとかです。
給料用と長期預金用でしょうか。
それでは貯金は貯めずらいです

 

理由は、
投資用と絶対使わない用
がないからです
この2つの口座がポイントです。

 

まず、給料が振り込まれるための口座から、
毎月一定額を以下に分けます。
たとえば手取り20万円だとしたら以下のような感じです。

 ・生活費 15万円
 ・長期預金 2万円
 ・投資 2万円
 ・絶対つかわない 1万円

一人暮らしでしたらこのくらいで十分でしょう。
夫婦共稼ぎでしたら以下のような感じでしょうか。
夫婦で手取り40万としましょう。

 ・生活費 25万円
 ・長期預金 8万円
 ・投資 5万円
 ・絶対つかわない 2万円

こんな感じでしょうか。
生活費が25万円ではきつい!!
と言われると思いますが地方ではこのくらいだと思います。

毎月こんな感じですので、10年経つと以下のような状況になります。

(夫婦共稼ぎで生活費25万円の場合)
 ・長期預金 960万円
 ・投資 600万円
 ・絶対つかわない 240万円

このくらいになると老後の心配は少なくなってきます
夫婦35歳でこのくらいですとかなり良いのではないでしょうか。

 

生活費がもう少しかかったバージョンも記載してみます。
(夫婦で手取り40万円)

 ・生活費 32万円
 ・長期預金 3万円
 ・投資 3万円
 ・絶対つかわない 2万円

こんな感じでしょうか。
この状態で10年経つと以下のような状況になります。

(夫婦共稼ぎで生活費28万円の場合)
 ・長期預金 360万円
 ・投資 360万円
 ・絶対つかわない 240万円

合計額が960万円です。
悪くないですよね!
35歳でこのくらいでしたら良い方だと思います。

平均値を調べてみると、30~39歳……5,799,000円
引用:みらいのねだん(JA共済様)
https://nedan.ja-kyosai.or.jp/column/20190301_other_no30.html

580万円程度とのことですので、
地方にお住いの方であれば余裕かもしれません。

ちなみに、
ポイントとなる2つの口座について解説します。

・投資用の口座
これはインデックス株や債券、個人年金積立等、比較的安全でリスクの低い投資に積み立てることを想定していますが、別に投資しなくても大丈夫です。あくまで投資用に使っても良い預金です。

・絶対使わない口座
これはその名の通り、絶対使いません。子孫に残すお金だと思ってください。

 

絶対使わない口座について疑問に思ったのではないでしょうか?
これは必要なのか? と。
はい。必要です。
私が経験したことをお伝えします。

私はこの「絶対使わない口座」を10年間使いませんでした。
正確に言うと「使いづらい状態」でした。
あえてATMのカードを作らず、ハンコもどのハンコか曖昧にしたまま、
ただ入金されるだけの口座として10年間ほったらかしにしました。

 

上記のようなことを、わざとしたのですが、
理由は「自分を律するため」でした。

人間というのは、お金があると何かに使うことを考え始めます。
そしてその使い道が自分にとって有益だと正当化をするのです。
非常に恐ろしいことですが、トレーニングしていないと、本当に後悔せずに平気でゴミを購入します。

「お金が貯まっているが、使わない」状態をトレーニングする必要がありました。
誰に教わったわけでもなく、自分で自分を律したわけですが、
単純にATMのカードを作らないだけでもかなりのトレーニングになりました。

 

結局の話、
10年経ってこのお金は使ってしまいました。

何に使ったかというと
「金」の現物購入でした。

理由は、口座にお金が入っているよりも、
「金の現物の状態の方が使いづらい」という理由でした。
金の現物は、売るために購入した会社に行き、審査を経て売却が成立します。
どこで、いくらで買った、という証拠を提示するには、購入したところで売るのが一番正確です。
というわけで、金の売却は「面倒くさそうだな」という理由で金を購入したのです。
つまり、さらに自分の欲求を抑えるために、より使いづらいものに変更したのです。
ちなみに「長期預金用の口座」も使いづらい方がお勧めです。
たとえば定期預金や個人年金など、そういう崩しづらそうな口座にした方が秩序が保たれます。

 

【重要】 「絶対使わない口座の一番の効能」

そのお金は存在しないものとして考えるので、
自分の生活費用の口座で何とか切り詰めて生活することになります。
経済的に厳しい時は厳しいですが、少し余裕が出たときも油断せずにお金を使わずにすみます。
つまり自分の「しきい値」を高く保てます。

例)
(1)生活用口座に50万円
→あと50万円あると思い、使ってしまう。

(2)生活用口座に10万円
(使わない口座に40万円)
→あと10万円しか生活費がないので節約を頑張る。

このように(1)も(2)も同じ50万円の資産ですが、
精神的な「しきい値」が違うので、残す資産に差が出てくる。
これが10年続くと一財産の違いになってくる。

 

こんな感じで、
とにかく口座を分けるところから始めると貯金はうまくいきます。

私は少なくとも10個の口座で分けています。
何にそんなに分けるんだと思われると思いますが、以下のようなものです。

・個人のお小遣い用
・個人のあまり使わない長期預金
・世帯用の生活費
・世帯用の長期預金
・投資用を用途別にそれぞれ4つくらい?
・支出用
・積み立て用
等々

あと、子供がいるので、
自治体から支給される児童手当を振り分けるために
子供用の口座も分けています。

 

いかがでしたか。
ちょっと複雑な内容だったかもしれませんので、
また機会があればさらに細かく書いてみます。

まずは貯金グセがない方いらっしゃいましたら、参考にしてください。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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