Column

「お客様は王様・神様」の誤解

こんにちは。
たすけ愛理事の小林です。

 

このコラムをお読みいただいている方は、
何かしらお客様との関わりがあり、ビジネスを行っているものと思います。
ビルの清掃人やコンビニ店員、商社のビジネスマン、画家、弁護士 等々

あらゆる職業で「お客様」は存在します。
私は個人事業で事業を行っていますが、もちろんお客様はいます。

 

「お客様は王様」

 

これは経営の神様、松下幸之助が本の中で書いたことだということです。
村上商店という会社のコラムを参考にさせて頂きました。

この言葉自体、知っていましたし、松下幸之助が言った言葉ということも知っていました。
ただし、私は意味を誤解していました。

以下上記サイトからの引用です。

「国を守る王様の言うことを、ごもっともごもっととばかり言って従っていると、間違ったこともそのとおり行うことになり、国にとって良くない。むしろ、たまには、王様に苦言を言い、気付いてもらうことで、良い国づくりができる」

これを読んで初めて知ったことなので新鮮だったのですが、私は普段お客様に対してはこのように接していることに気づきました。

つまり、王様は万能ではなく、逆に専門知識に疎い場合があるので、家来が進む方向をサポートし、間違っていることは間違っていると言うべきであると。

ですが実際は、多くの会社で社員は社長の指示通りに動きがちなのではないでしょうか。
指示通りに動けばうまくいかなかったときに自分の責任にならないからかもしれませんし、単に仕事に情熱がないだけかもしれません。
むしろ社員以外の方が社長の悩みを聞けますし、苦言も言えるのではないでしょうか。

 

お客様の中で、王様のような態度をとる人は実際には「暴君」であり、暴君は処分されなければなりません。
仕事をもらう側の人も仕事やお客様を選ぶ権利があります。
暴君とは一緒に仕事はしたくありませんし、周りの人間を不幸にします。

 

 

「お客様は神様」

 

こちらの方が有名な言葉かもしれません。
大御所歌手、三波春夫の言葉です。

この言葉についても私はすっかり誤解していました。
つまり、言葉通り「お客さんは神様で、大切にしないといけませんよ」
という意味として。

やはり私と同じように誤解する人が多数いるようで、三波春夫のオフィシャルウェブサイトに記載されていました。
こちらも引用します。

『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。
ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。
また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです』

なるほど、これは演者としての心構えのことだったのです。
つまり、商品やサービスを購入するお客さんと同じように扱ってはいけないということなのです。

 

実際にみなさんも「お客さんは神様なんだから!!」とクレームを言われるような、それに近い経験はあるのではないでしょうか?
私は、かけだしのころに代理店から「私はお客様なんだから!!」と激怒されたことが何回かあります。

この人の理屈は間違っている。完璧な人はいないことを許容し、一緒に作り上げていく姿勢が必要なんだ、とこの時に強く思いました。

 

それから20年経ち、若干数ですが社員を雇う状況になって、同じ経験をさせまいと努力しています。
忙しい時や状況が切迫しているときなどには若干きつく当たってしまうこともありますが、かなり気を付けています。
自分が間違った「王様」にならないように、間違った「神様」にならないように。。。

 

まとめですが、
つまりお客様は「王様」ではなく「神様」でもないと思います。

言い換えると「お客様は名君であれ」でしょうか。

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