非常事態宣言が解除されて街が動き出しましたね。

皆さんの周りは、いかがでしょうか？

 

【９９歳の現役、生保レディーの人生に学ぶ】

 

今回は『９９歳の現役、生保レディー』の記事がありましたのでご紹介します。

長いので少し省略させて頂いていますが、高齢でも仕事ができる秘訣が書かれていましたので
私たちが学ぶべきところが多いと思います。

生保レディーの名前は、川上二三子さん。今年１月３０日で９９歳になりました。

 

「子供が結婚し、解放されたので新しいことをやってみようかと思ったのです。
そんな矢先に、保険の仕事をしていた知人からお付き合いで保険に入ることになりました。

その時に、知人とその上司の方が、わが家に見えて保険の説明を受けながら世間話をしたのですが
上司の方は大変礼儀正しく、魅力的な人でした」

川上さんは保険のセールスレディーに偏見を持っていたそうです。

 

「保険の外交員は、戦争で夫を失った女性が生活のためにする仕事と思っていましたが
知人のセールスレディーは、子供は一橋大学や東大、東京女子大学に行ったと聞いて、びっくりでした。

立派な家庭の方が保険の外交員をやっているのかと思い、偏見もなくなりました」

川上さんは２度結婚していて、最初のご主人とは１９４２年に２１歳で結婚しましたが
一緒に暮らし始めて１週間後に召集令状が届き、満州へ。そのまま帰らぬ人となりました。

そして７年後、２８歳の時に通信社の記者とお見合いして再婚しました。

「新しい夫は私より8歳年上でした。奥さんを亡くされ、５歳の男の子がいましたが彼の身上書を見ると
本人だけでなく、兄弟や家族の履歴が書かれてあり誠実な人だと思い、すぐに結婚を決めました」

ともあれ、保険の外交員に偏見がなくなった川上さん。

 

セールスレディーの研修を受けたのは５０歳の時。初めての職で最初はなかなか契約が取れなかった。
しかし、３年目に転機が訪れます。

「上司から、銀行の人と親しくなると大口の契約が取れるとアドバイスをもらい。
息子の高校のＰＴＡ関係者に相談してみたのです。

その方のご主人が都銀の常務で、同じ都銀の支店長を紹介していただきました。
そして、その支店長のつてで、大口の法人客と契約を結ぶことができたのです」

この法人との契約で、売り上げが一気に跳ね上がり“グランプリ”を獲得したのが５３歳の時でした。

 

 

「表彰式が京都のホテルで行われ、私たち一人一人の名前が呼ばれ、檀上で厳粛な表彰式が行われ
その後は食事会でしたが、一番驚いたのは、会社の幹部の方たちが私たちのところにやって来て
ねぎらいと感謝の言葉をかけて、お酒を注いでまわってくれたことです。

社長も、セールスレディー一人ひとりに頭を下げて、お酒を注いでくれるのです。
ビールやお酒を注ぐのは女性の役目というのが当たり前の時代でしたから、
こんな世界があるんだ、と正直、衝撃を受けました」

川上さんが契約した会社は、ＩＴ関連で事業を拡大し、従業員も年々増え続けたので３０年間、
連続グランプリを受賞し、殿堂入りを果たしました。

一番成績が良かったのは８９歳の時で、契約していた会社と大型の保険契約が取れ
約７０億円の売り上げで日本一に輝きました。その年の年収は、５０００万円を超しました。

 

川上さんは５年ほど前から営業所には出勤していません。顧客は法人１社だけ受け持ち、会長や社長、
その家族の誕生日にプレゼントを届け、季節ごとに旬のものを贈る日々です。

そして、９９歳になっても現役でいられる秘訣について、次の様に言っています。

「仕事を辞めると、長年お付き合いいただいた会社の方と縁が切れてしまいます。
それを考えると、辞められなかった。

この歳まで働いていけているのは、目標があったからです。それは都内に家を建て、
海外旅行に何度も出かけ、軽井沢に別荘を持つことでした。
一つひとつ達成していくと、モチベーションも上がります。

老後のために貯蓄もしないといけないので、１００歳までは現役を続けていくつもりです」

 

【川上二三子さんからの学び】

 

川上さんの生き方、いかがだったでしょうか？

私は、彼女のこの人生から「新しいことに挑戦するのに年齢は関係ない！」ということ。

ビジネス成功に「人脈がいかに大切か？」それも「ワンステージ上の人たちとの人脈」

また「その人脈は、身近な人からの紹介で始まる」と言うこと。

そして「幾つになっても、夢（目標）を持ち続けることの大切さ」です。

９９歳になっても「老後のために貯蓄もしないと・・」という川上さんの言葉、しびれませんか。

 

皆様方の益々のご健闘と、ご多幸、ご健康を祈っております。

 

感謝　合掌

『一般社団法人 たすけ愛』理事長　菅野宏泰